プロジェクト紹介 | 静岡学生NGOあおい

プロジェクト紹介

どもの権利に付随したプロジェクト

~最近のプロジェクトについて~

私たちは、子どもの権利が侵害されている児童労働に着目し、その中でも最悪の児童労働形態を児童買春と考えました。学生が距離的にも訪れやすいカンボジアに加え、タイにも視察に行き、当時最も児童買春が横行していたカンボジアに対象地を決定しました。

『子どもの権利促進プロジェクト』 (2015~2018)

私たちは、「子どもの権利促進プロジェクト」をカンボジアのNGO団体で、現地の子どもたちの権利に取り組んでいるCCPCR(The Cambodia Center For The Protection Of Children’s Rights)とパートナーシップを結び、カンボジア東部のコンポントム州にある9つの村を対象地として3年間行っていました。

ここでは、なぜこのプロジェクトを行うことになったのかについてお伝えしたいと思います。

1976~79年、当時のカンボジアでは、ポル・ポトという人物がカンボジア政権を握っていました。ポルポト政権は政策の1つとして、知識人(教師・医者・政治家・文化人など)の大量虐殺を”国を維持する者は、我々以外はいらない”という考えのもと、実行しました。

その結果、知識人を多く失ったカンボジアには、多くの子供が十分な教育を受けることのできない状況が生まれ、職業選択も狭まり、貧困へとつながりました。その影響は、次ような悪循環となって現在の子どもたちに及んでいます。

 

こうした繰り返されるループの中、貧困のため家の手伝いをしたり、タイなどに出稼ぎに行ったして、学校に通うことのできない子どもたちがいます。その中には、身近な大人や出稼ぎ先で、買春に巻き込まれてしまう子どもも多く、残念なことに日本人を含むカンボジアを訪れる人のなかには売春を目的の観光客もいるという状況があります。

私たちはこのような状況を変えるべく、買春を根源から減らすために「子ども権利」を普及させることで買春を予防するというプロジェクトを進めてきました。こうした教育面からのアプローチで、大人と子どもの両方が「子どもの権利」を理解し、大人が子どもを守り、子どもは自分自身を権利で守ることができれば、買春の被害を少しずつ無くしていくことができるかもしれないと考え、プロジェクトを行うことに決めました。では、私たちの普及させてきた「子供の権利」について詳しく説明していきます。
子どもの権利とは

子どもの権利は国連総会で採択された国際条約で、子どもを「保護の対象」としてではなく、「権利の主体」としている点が特色です。育つ権利、生きる権利、守られる権利、参加する権利の4つの柱からなっています。これらの権利が守られることで子どもたちが健やかに育つことができると考えました。

「子どもの権利促進プロジェクト」

実施期間:2016年5月~2018年4月

対象地:Kampong Thom(コンポントム州)

 

<目的>

子どもの権利を通して児童買春を予防できる環境を整えること

 

<主な活動内容>​

親グループ・子どもグループ

「子どもの権利促進プロジェクト」における権利の啓発活動の柱となるのが親グループ・子どもグループの活動です。各村では親や子どもを集めて1か月に一度ミーティングが行われ、そこでは子どもの権利について、学び、そこで子どもの権利を実生活と照らし合わせながら、どのようにしたら守ることができるかという活動をしていました。

 

↑親グループのミーティング  ↑子どもグループのミーティング

 

また、私たちあおいメンバーが夏と春の出張で訪れた際には、子どもグループ、大人グループに分かれて、「子どもの権利」についての知識がどのくらい定着したかをはかるため、アンケートを製作し、調査を行っていました。

​こうした活動を通して、村人が子どもの権利を守り、子どもが健やかに育つことができる環境の構築につながると考え、最終的には子どもたちが自らの意志で将来の可能性を広げられるようにまた、子どもたちの親がその手助けをするようになってくれることを願って活動を続けてきました。

現地のNGO団体、CCPCRとのプロジェクト契約期間が終了した現在は、これまでのあおいの活動を見直し、子どもたちを取り巻くカンボジアの現状を学びながら、次のプロジェクトへ向けて活動をしています。

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